現在の上棟式・当日の流れと上棟祝いについて
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マイホームを建てた方のほとんどが経験する上棟式。
今回はその上棟式について自分の経験を通して解説します。
上棟式とは
上棟式とは建物を新築する際に行われます。
建物の守護神と匠の神を祀って棟上げまで工事が終了したことに感謝し、建物が完成することを祈願する儀式。
※棟とは屋根の一番高い場所のこと。
魔除けの意味を持つ幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、天地四方の神を拝む。
地域によっては、餅やお金(硬貨)をまくところもある。
骨組みを建てる日の事をいい、建前(たてまえ)や棟上げ(とうあげ)とも呼ぶ。
新築を建てている住宅にクレーン車を使って木材や部屋を持ち上げている時をご存知ありませんか?
あれこそまさに上棟を行っています。
現在の上棟式
20年以上前の上棟式は餅まきが行われて、地域の方が大勢集まるようなイベントでした。
しかし、今はそこまでしっかりとした上棟式を行わない事が多くなりました。
ハウスメーカーの勧め方によりますが、昔ながらの上棟式は20棟に1棟ほどに減っているようです。
基本的には施主さんの意見を尊重するケースが多く、大手のハウスメーカーは「施主さんの負担が増える上棟式はなるべく行はない」という考えが広がっているようです。
上棟の日に顔を出すことすらしない施主さんも多いようです。
良し悪しは別として、上棟式の重要性が無くなっているようですね。
自身の上棟
個人的には新築を建てる大きなイベント、
この3つは一生に一度の経験として大切にしたいと思いました。
上棟式こそ行いませんでしたが棟梁や大工さんへお昼をふるまい、休憩にお茶を出して少しの時間見学して帰りました。
【上棟式当日の実際の動き】
8:00 開始前に棟梁さん達に挨拶
↓
9:00 帰宅
↓
10:00 休憩用のお茶、お菓子を持っていく
↓
12:00 仕出し弁当を振る舞う
↓
16:30 作業終了時間に行く
上棟作業終了後に現場監督さんと棟梁さんに1万円ずつご祝儀を渡しました。
ご祝儀の意味には納得していませんが、
「私達の家をよろしくお願いします。」
という気持ちのようです。
このご祝儀や差し入れは昔からの習慣のよう、強制ではありません。
大手のハウスメーカーはご祝儀を渡す事以前に、作業する方に対してのお茶やお菓子の差し入れすらやめてくださいとお願いされることもあるようです。
「お客様に負担していただくなんでとんでもない!」
という現在の考えが浸透してきている証拠です。
しっかりとお金を払って注文しているのでちゃんと作ってもらうのは当たり前ですが、建築系ならではの昔からの風習です。
頂いた上棟祝い
近所の方がお祝いを持ってきてくれました。
このとき上棟祝いという言葉も初めて知りました。
わざわざお祝いを頂けるなんてビックリしました!
日本酒とジュースを頂きました。
お世話になる地域の方々からだったので、これから始まる近所付き合いへの不安が少し解消されました。
とてもうれしかったです。
上棟祝いの基本
ご近所の方や知人が上棟をした際は『上棟祝い』を贈るのがマナーです。
上棟祝いの基本は日本酒2本、またはビール缶1ケース。
昔から一番多い上棟祝いだそうです。
お祝いなのでお酒が基本。
上棟祝いや蝶々結びの熨斗を付けましょう。
お酒以外の上棟祝い
実際のところ上棟祝いが日本酒ばかりだと、それはそれで困ってしまいます。
あまりお酒を呑まない方ならなおさら。
現実的にはカルピスウォーターや100パーセント果汁ジュースがオススメです。
家を建てられる方のほとんどがお子様がいらっしゃるケースが多いので間違いなく喜ばれます。
上棟祝いでは飲み物や食べられる物など消化する贈り物がいいでしょう。
贈ってはいけない上棟祝い
火を連想させるような贈り物はNGです。
赤い物、タバコ系はやめましょう。
上棟祝いや新築祝いなど、建築系でのお祝い全般に言えることです。
大人のマナーとして覚えておきましょう。
内祝いについて
では逆に上棟祝いの内祝い。
基本的にはご挨拶もかねて完成後に贈りましょう。
ただ、上棟祝いをいただいてすぐに返しても問題ありません。
その場合は2週間以内にしましょう。
金額の相場は頂いた品物に対して30~50%ほどの金額の物にしましょう。
最近は人気洋菓子店のクッキーやゼリーなどが人気。
少し高価な調味料も喜ばれると思います。
最近はカタログギフトも増えてきているようですね。
仕事関係や目上の方へは銘菓がオススメです。
最後に
現在は上棟が特別なイベントではなくなっています。
しっかりと大工さんがつくる家よりも、あらかじめ作られた部屋を組み立てる家作りが主流になってきていますしね。
ですが個人的には昔ならがの『お祝い』はとても大切なことだと思います。
近所の方や友人から頂いた上棟祝いはとっても嬉しかったです。
地域性が出るかもしれないですが、田舎ならではのコミニティーがある場合は上棟式というイベントを大事にしていきましょう。